コンビネーションポンプ

吸引と送風の両方の機能があるコンビネーションポンプは、もともとは印刷機械向けに設計されました。枚葉印刷機のフィーダーでは、用紙をつかむ際に真空で吸着させて、用紙を置く際は送風で離します。当社のコンビネーションポンプは、真空レベル-0.6bar、最大圧力+0.6barを同時に達成することができます。

ベッカーは、二次吸込口と呼ばれる装置を開発し、吸引と送風のコンビネーションポンプ開発の先駆者となりました。この二次吸込口は、吸入空気の連続的な流れを可能にし、コンプレッサーを真空ポンプから独立させて動作させることができます。ベッカー社のすべてのコンビネーションポンプはこの設計を採用しています。

このポンプの主な用途は印刷や物流の装置ですが、それ以外でも幅広く使用されています。

Becker_Icon Vacuum

ロータリーベーン式ドライコンビネーションポンプ, オイルフリー

頑丈な構造のロータリーベーン式ポンプは、真空および圧力用途における高めの圧力差にも適しています。スロットを備えた偏心軸受けローターは、円筒形のハウジング内で回転します。このハウジング内で、ぴったりと合ったスライドが移動し、個々の作業エリアを分離することが可能です。